みなさん、お気に入りのお靴はありますか?
ここ1番に頼れるお靴とは、何年一緒に過ごされていますか?
こちらは先日完成した、私のオーダーパンプス
(※作成者:手作り靴キキコさん)
以前、私は美人靴宇都宮店という名前で靴修理店を営んでおりました。
(現在は、引っ越した関係で業務を終了しております)
そこで出会ったお靴たちは、10年、20年と持ち主のお客様に愛され続け
身体の一部となった本当に幸せなお靴たちばかり。
どうやったらそんなに長くお靴と仲良くできるのでしょう?
足にぴったりで痛みがないのはもちろんですが
実は、ちょっとしたコツがあるんです。
今日は、
10年履く靴を見極める方法をお伝えいたします!
【おすすめ1】・修理ができる靴
当然ですが、10年以上履きつづければ、どこかが傷みます。
そのため、修理のできるお靴を選ぶ必要があります。
修理できる靴とは、靴底と本体が分けて作られているお靴。
それに対し安価な靴は、靴底と中敷きが一体で接着されているため、
一度崩れたら修復ができません。
ただ、これを見分けるのはなかなか難しい!
そこで、お店の方に「この靴は修理できますか?」と聞いてみてください。
「当店で修理します」なら、そのお店は最高だし
「さぁ、どうでしょう?」とわからないようなら、使い捨てのお靴を買う店と諦めて(笑)
【おすすめ2】・本革の靴(できれば本革黒色)
靴を作る素材は、天然ゴムや布、合皮・本革などたくさんありますが、
長く使うとなると、本革が一番長持ちします。
合皮は、時間が経つとひび割れ、ポロポロはがれてきたら修理は不可能。
キャンバス地はシミや変色するし、ゴムは劣化しちゃう。
本革のお靴は、伸びて足に合いやすく、上手に湿気を逃がすため
手入れして使えば20年以上履けることもあります。
そして、黒色の本革であれば傷や汚れも、自宅の靴クリームで簡単綺麗に保てます。
ただし本革でもエナメルは、樹脂が削れてしまったら直せませんし
ヌメ革(茶色のツヤなし)や淡い色の革も正直汚れが目立つので注意が必要です。
黒パンプスは、冠婚葬祭にも使えるので
相棒靴、第一候補です!
【おすすめ3】シンプルな形
これは、まぁ…当然かもしれませんが
10年20年経ったときの自分が履きたい形かどうかですね。
60歳で厚底のウエッジソールを履きたいかというと….。んん、微妙(笑)
お店で見比べると、シンプルに見えてしまうお靴も
実は万能長距離選手だったりします。
相棒を見つけたら、お手入れと修理しながら長く使い
流行りの靴は、安価に手に入れるのがおしゃれ上級者ではないでしょうか?
お嬢様たちの足元に、心強い相棒が現れることを願っております。