革について
- 靴に使われる革の種類をご存知ですか?
- 質の良い革・悪い革の見分け方
Q.質の良い革・悪い革の見分け方
A.
靴の履き心地を大きく左右する革素材。
この革にも品質の良いもの、悪いものがあります。
上質な革であれば
購入後、少しづつ自分の足に合ってきますが
品質の低い革ですと、同じように履いてもトラブルが出たり
ひび割れてすぐダメになったりと、いいことなし!
せっかくなので、品質の良い革靴を選んでほしいな。
今回は、革の見分け方をご紹介します!
【悪い革】
・指で押すと引っ張られるような不自然なシワができる。
・革の表面に厚く塗料が塗られている(傷やスレ隠しの厚塗り)
・表面がカサカサ、ザラザラ乾燥している
【品質の良い革】
・指で押すと自然な小じわができる。
・表面に凹凸が少なく、きめ細かい。
・自然なツヤと潤いがある
女性の方なら想像しやすいと思いますが
革は、女性のお肌と同じです。
きめ細かく凹凸がなく、潤いハリのある革が
足を包む靴に適した良い革になります。
高価な靴は、ずーっとスリスリしたくなる上質な革が使われています。
よければ、お店で靴の革も撫でてみて!
本当にぜんぜん違うから!
ブランドに踊らされず、賢くお得なお買い物しちゃいましょう。
Q.靴に使われる革の種類をご存知ですか?
A.
よく「本革の靴」と言いますが
もともとは生きていた動物の体をいただいて作られています。
靴も、食べ物と同じように
使えることに感謝して、大切に扱われるといいのにな。
靴を作るには高い技術とたくさんの手間が必要で
職人さんは皆さん本当に素晴らしい。
だからこそ、ちゃんと自分の足に合った靴を見つけて
使い捨てじゃない靴が増える事を願っています。
今回は、靴に使われる「革の種類」をご紹介します!
【1、革の種類:牛】
丈夫で美しい牛革は、靴をはじめとする皮革製品の中で最も多く利用されています。
①カーフ:生後6ヶ月以内の仔牛の革。
牛革の中でもっともきめ細かく、なめらかで柔らかい。
特に、生後3ヶ月以内のものは高級素材。
②キップ:生後6ヶ月〜2年くらいまでの中牛皮。
カーフより厚みが増し強度が加わり、美しい皮として人気が高い。
③ステア:生後2年以上で去勢されたオスの成牛
④カウ:生後2年くらいの既産したメスの成牛
⑤ブル:去勢せれていないオスの成牛
【2、羊】シープスキン
毛穴が小さくきめ細やかで、薄くソフトな触り心地。
防寒材料と優れ、ブーツの材料として人気が高い
【3、豚】
摩擦に強く、軽量で耐久性がある皮。
表面に毛穴が3つずつ開いているのが特徴。
靴の中敷などに、よく利用される。
【4、エキゾチックレザー】
ダチョウ(オーストリッチ)やワニ(クロコダイル)、蛇(パイソン)、とかげ(リザード)など
哺乳類いがいで独特の模様がある革のことを指す。
美しく人気も高いが、爬虫類の皮革は禁止や制限が設けられているため
実際は、他の皮に型押しのものが多い。
加工仕上げ革
【5、ヌバック】
革の吟面(表面)をサンドペーパーで起毛させ、ベルベット状にしたもの。
【6、スエード】
革の裏面を細かいサンドペーパーで起毛させた革。
毛足が短く、やわらかいものほど上質。
【7、ベロア】
成牛革の裏面をサンドペーパーで起毛させた革。
スエードより粗く、毛足が長いのが特徴。
【8、エナメル/パテントレザー】
革の表面に合成樹脂を塗装して光沢を出したもの。
汚れがつきにくい反面、ひび割れしやすい。
よくお店で聞く革を集めてみました。
革は、私たちのお顔と同じでお手入が必要!
体から一番遠くにあるお靴も、ぜひ可愛がってあげてくださいね。
つま先まで気遣える方って、やっぱり美しい!